映画マリーアントワネットに学ぶ下着史 vol.2
- Date
- 2007-03-23 (金)
スパイダーマンのヒロイン役も好きですけど、キルスティン・ダンスト演じる、今回の映画マリーアントワネットは、彼女のプロポーションのよさをありありと見せつけられた気がします。とにかく、ウエストのくびれはすばらしい!そこだけ見ても、絶対的はまり役に感じました。
と言うのも、時代背景は18世紀。この頃はコルセットが大流行りで、とにかく、女性達は競うようにウエストを細く細く作り上げていたのです!そう、正に、つくりあげていた!当時のコルセットは針金やクジラのひげや軟骨を芯にして作っていました。ものすごく固い上、10Kg以上もある重さという存在感たっぷりの下着だったのです。そんな型の中にボディを強引に入れているわけですから、それはそれは窮屈だったでしょう。美は忍耐?とにかく、締め付けるだけ締め付け、ウエスト50センチは当たり前!人によってはウエストが40センチ代だったとも言われています。当時、コルセットを作るタイユールという仕立て屋さんは男性しかいませんでした。男手ではないとむずかしいほど、コルセットは重く頑丈なものだったのです。
当時の人は現代人より小柄なので、さすがに、キルスティン・ダンストのウエストが40センチ代ということはないでしょうけど、それにしても細かった!
映画が始まって間もない頃、マリーアントワネットがオーストリアからフランス王太子へ嫁ぐために馬車で移動するシーンがあります!!国境を越える瞬間、オーストリアから持ってきたものはすべて処分されてしまうのです。着ているものも、下着までもです。その時、当時の下着事情を物語るものがいくつか登場!コルセットで鍛えられた細くくびれたウエストから傘の骨のように広がるクリノリン。スカートをかぼちゃのようにふんわりさせる機能下着です。これも重そう(笑)昔の人はすごいですね〜と言うしかない!ああ、美しさのためなら、重かろうが、面倒だろうが、頑張っていたんですね。
京都の下京区にKCIという服飾文化研究財団があります。そこには、ヨーロッパはじめ世界中の貴重なファッション関連品がやまほどあります。18世紀のドレスも靴も、勿論、下着もです。シーズンごとにテーマを決め一般公開もしてくれます。機会があれば、18世紀のコレクションの展示の際、トルソー(マネキン)の体つきを見ると面白いと思います。ウエストがとても細いのです!明らかに現代のトルソーとは異なります。
ここで管理するトルソーは時代ごとに身体つきが違って、18世紀の特徴はウエストがとにかく細い。19世紀に入ると胸を上にあげるファッションが流行り、バストトップがドレスからこぼれてもおかまいしなしだったんですね。そのため、19世紀初期のトルソーは胸の位置が高いんです。そして、19世紀でも文明改革が進むころになるとバストにボリュームが出てきて、20世紀になると、それまでお人形さん状態で控え目だった女性が自己主張をはじめたのか、トルソーの姿勢はピッと伸びてくるのです。トルソーの変化を見ていると、女性が求めるプロポーションの歴史をなぞっている気がします。
ちょっと、話しがズレましたが。
コルセット、ウエストニッパー、つまりはウエストやおなかに働き帰る機能下着がとてもおしゃれになってきています。

今の時代は、18世紀のように窮屈ではありません。おなか、腰のサイド、と、部位によっての動きに応じて素材や伸縮性を変えています!でも、18世紀当時と同じように、スタイルをよくすることに関しては完璧です!私は、ウエストニッパー&コルセットを愛用して2年以上経ちますが、20代よりもウエストが細くなりました。今の時代のコルセットやウエストニッパーは、理想のプロポーションへと導いてくれる凄腕下着なのです。
ただ、18世紀のように強引にしめつけるのではなく、自分のサイズに合ったものを選んで、徐々にサイズダウンしていくと、自然にくびれができてきます。しかも、おしゃれなデザインのものもたくさん登場しているので、逆にセクシーになるかも!目標はウエスト50代?年齢50代でもウエスト50代でいられたら素敵ですよね〜。ああ、日々、努力努力!
