私の家は、ベッドが窓際にある。
寝転がって、上向きの姿勢になると、ふと目に映る月の光。
『満月だ・・・』
雲がゆっくりゆっくり、通り過ぎてゆく。
時折、月が隠れて、あたりは急に明るさを失う。
そうしているうちに、暗順応。人間の眼は本当に高性能だと、
感心せずにはいられない。
月を隠した雲の影を見つめる。
綺麗。
雲間から光輝く月が、再び。
綺麗。
なぜ?いつもそこに在るはずの存在なのに、まるで気づかなかった
かのように、まるではじめてみたかのうように感動してしまう「何か」が
あるのが、星や月の光。
そうね、同じ星や月であっても、同じ光だとは限らないというわけだ。
光は普遍的で、それは人間にもいえることなのだけど。
いま綺麗な光を放っていても、それが明日は、一年後は綺麗とは
限らない。
常に前進。
常に邁進。
止まることは衰退を意味するとすれば、、、。
満ち欠けは当然ある。
それも踏まえて、満月の幸せな時間を大切に紡ぎあげていきたい。