先日、インターネット上の質問コーナー(日本の)で、日本で会社勤めをしている
OLさんが会社で起こったある事件について周囲にコメントを求めているのを
発見しました。
OLさんに起こった社内の事件とは!?
「ある日同僚男性が突然女装をして出社してきました。
みんな戸惑っています。どうするべき?」
う~ん、これ、タイだったら事件でもなんでもないわ(笑)
第一、この件に関してタイだったら同僚はそれほど戸惑わないでしょう。
でも日本で起きた場合、それが突然だと確かに周囲は
驚きますよね。女装者の絶対数が少ないのと、見慣れていないことに
関する戸惑い。最近は「男性用ブラ」なるものも登場したとはいえ
実際着用している人が周囲にそれほどいるわけではないでしょうし。
でも、ここタイでは同僚が突然女装して出社してもマイペンラ~イ!(No problem)
きっとその人には既に下地があってみんな薄々「女装の日」が
来ることも分かっていたはずだから。
女装する人にも必ず段階があります。
洋服がピタピタ化
↓
装飾品の増加
↓
薄化粧開始
↓
厚化粧開始
↓
遂に女装
これが典型的な流れです。
みんなの意見を求めていたこの日本人女性、真面目です。
「会社には制服がなく、服装規定もありません。彼の格好も
破廉恥なものではなく女子新入社員が着るようなブラックのスーツです。
とはいえ社会通念と社内の秩序を考えるとやはり・・・」というような
ことを書いていました。
日本ってやっぱり堅いですね。タイに住んでタイで働くと、そもそも
「社会通念」って何?って話ですから。
タイでの社会通念。
そして社内秩序。
日本のそれとは大きく違います。
タイでの社内秩序といえば「日曜日に行われる会社主催のタンブン
(お坊さんが社に来たり、こちらからお寺へお参りに行くこと)にも
喜び勇んで参加すること、とかかな!?
これに参加しないと社内での居心地がかなり悪くなります。
でも、日曜日で自分が休みだと正直あまり参加したくない・・・。
個人の服装なんて誰も気にしません。日本と違って服装だけでなく
中身まで完全に性が入れ替わっていたりするので、上辺の洋服なんて
どうでもいいって感じなんでしょうね。
そして、個人の趣向を受け入れる懐の深さと土壌が整っています。
そこが日本との大きな違い。
どうやら彼女の会社の女装男性は、その後社長の説得のうえで
女装をやめたようなのですが、日本では個々のアイデンティティーの尊重
ということよりも社会通念が上回るということなのでしょうか。
何がいいとか何が悪いとか、それは個々の考え方次第ですが
相手を受け入れる懐の深さは常に持っていたいと思えるように
なったことががタイ暮らしの大きな成果なのかもしれません。